腐蝕の街 – 我孫子武丸

最近はあまり本を読んでない感じ。 これは5年くらい前の本かな。 近未来SF系の話でなかなかおもしろい。 キーワードはヘテロらしい。 主人公は警官で、過去の事件のしがらみで よりいっそう事件に深くかかわってる感じ。 謎のマシンで洗脳して人格が移植できるみたいな話。

夢・出会い・魔性 – 森博嗣

久々に読書。しかも、森博嗣。 5月くらいに出てたはずだけど、今まで読んでなかった。 Vシリーズ4作目。 もちろんタイトルは「夢であいましょう」という意味だろう。 VシリーズはS&Mシリーズに比べて、薄くて軽い話が多い。 読みやすい本のほうが良く売れるのだろうか。 編集部の方針で厚いのは京極と清涼院だけだったりして(笑)。 話のほうは、テレビ局でクイズ番組があって・・・ おもしろいといえば、おもしろい。 ほとんどキャラ萌え系なのでストーリーは何でもおもしろいのだけどね。 それで、ある程度意外な犯人ながら、 特に大どんでん返しみたいなミステリ趣向はなし。 森作品にはもともと無かったかな。

放課後 – 東野圭吾

東野圭吾のデビュー作だそうだ。良い話だ。 簡単に言えば学園もの。 主人公は女子高の数学先生で、構内で起きた事件を解決する。 別に名探偵風にしてるわけではない。 事件には関係ないのだけど、 一見関係ありそうなくせのあるキャラ高原陽子がいい味を出している。 犯人の動機はどうなのでしょう。ちょっとあれなかんじもする。 主人公の妻の動きが真相に対するダミーみたいになっていてちょっと嫌な感じ。

海神の晩餐 – 若竹七海

海神と書いてネプチューンと読ませる。 時代は戦前で、船で日本からアメリカに行く10日間の話。 ミステリだけど、実際には大事件は起きなくて、 船旅の間の波乱万丈の日々の物語。 そこには、昔の作家の幻の原稿かもしれないミステリの短編が 小道具として出てきたりもする。

私が捜した少年 – 二階堂黎人

短編集。蘭子物ではない。 主人公の探偵は幼稚園児で、でも大人みたいな口をきくのだ。 まぁ、おもしろい話。 一応ミステリだが、トリックとかより幼稚園児の不釣合いなセリフがおもしろい。

殺意の集う夜 – 西澤保彦

山奥の別荘で台風で道がふさがれて閉じ込められる。 そんな典型的なミステリ。 最初、設定が不自然すぎと感じたが、 それも実はストーリーの一部なのかもしれない。 最後に大きなトリックがひとつ明かされるが、 それがパターン的にはありえるが、内容からするといまいちうまくない感じ。

水上音楽堂の冒険 – 若竹七海

これもが学園もの。 大学に合格した高校生たちが卒業式を目前に事件に遭遇する。 主人公は頭を打っておかしくなったようだった。 しかし、実はそんなにおかしくなってるわけでもなかったのだ。 そのことに気付くと事件は急展開。 最後にはお約束のどんでん返しもあり。 わりとおもしろい感じ。 ただ、キチガイって連発してるけど、これはいいのかな。

奇跡島の不思議 – 二階堂黎人

これは蘭子ものではない。 最初に出てくる怪しげな人物が意外にも探偵で水乃サトルなのだ。 いわくつきの洋館が建っている無人島が舞台という典型的なミステリで、 大学生がサークル仲間でそこに行き事件がおきるという話だ。 若干やな感じのところもあったけど、全体的には楽しめる。 というか、やっぱミステリはこうでなくてはといった感じ。

瞬間移動死体 – 西澤保彦

なんと主人公はテレポートが出来るのだ。 それで、妻を殺しに行こうとして失敗するのだけど、 殺人事件に巻き込まれてしまう。 意外性のあるストーリーだけど、 いまいち理不尽なところも多くて、 なにより、テレポート関係の説明がくどい。 悪くはないけど、読んでて疲れる感じ。

卒業 – 東野圭吾

卒業を間近に控えた大学生の話。 ひそかに東野圭吾はミステリだ。 ややこしい割にインチキっぽい結末ではあるが。 とりあえず学生ものということである程度は楽しめる。