ダックスフントのワープ – 藤原伊織

短編が二つ入った本。
ひとつはダックスフントがワープする話で、
もうひとつは哲学書を万引きする話。
どちらも悪くない。

結局藤原伊織の良いのは主人公のキャラだと思った。

ひまわりの祝祭 – 藤原伊織

ゴッホのひまわりがもう1枚あって、
それをめぐっていさかいが起きる話。

主人公は一時はデザイナーとして活躍したが
今はドロップアウトみたいな感じ。
淡々とした感じが非常に良い。

安達ヶ原の鬼密室 – 歌野晶午

ひさびさに歌野晶午。
どのくらい久々かというと、歌野晶午がすぐに変換出来ないくらい。
って、いっつもそれじゃん。

話のほうは、予想に反して短編集。
短編集というのはちょっと違うかな。
でも、短く分かれてて、
子供の話、タイトルにもある鬼の話、そしてアメリカの話の3系統がある。

内容はなかなか面白い。
子供の話はちょっとパス。
ひらがなが読みにくいのだ。
鬼の話がこれぞ本格といった無茶苦茶な話でよいのだ。

黒死館殺人事件 – 小栗虫太郎

あの有名な作品です。
ひょっとして、このて訳のわからない話の親玉がこいつだろうか。
別にストーリーが面白いとかそういうのではない。
とりあえず押さえ系。

秘密 – 東野圭吾

映画にもなった有名な話だ。
なかなか良くできている。
広末が娘役ということは、映画では後半の部分がクローズアップされていたのだろうか。

個人的にはもっと前半のほうが良い感じだなぁ。
最終的には直子が藻奈美を演じてるようなことを匂わせているが、
それはそれで夢があって良い結末だけど、逆のほうが良い気もする。

美濃牛 – 殊能将之

美濃の牛がミノタウロスらしい。
前回とは違って、主人公は飄々としたつかみどころのないキャラ。
しかも、犯人は普通の感じ。

全体的には悪くない。
でも、前作のほうが良かったかな。

チェレンコフの業火 – 高山正之

タイトルにひかれて読んでしまった。
勝手にチャレンコフと思い込んでいたけど、
チェレンコフって言うんだね。

イランを舞台にした話で、
日本人記者とアメリカ大統領令嬢が冒険する。

登場人物がたくさんいて混乱気味。

雪が降る – 藤原伊織

あのテロリストのパラソルを書いた藤原伊織さんの短編集。
中年の男が主人公みたいな話。どれも良い話だ。
ミステリではない。