アンジュ – 佐藤亜有子

安寿という名前のチェロ弾きがストーカーに
悩まされていて、周囲で殺人事件が起こるのを、
婚約者である主人公が調べて回る話。

過去の家族関係とかが影響していて、
結局、義理の親父とか弟とかが悪い人。
あやしげな外人は怪しくない。

覆面作家は二人いる – 北村薫

家にいるときはお嬢様だけど、
外に出ると性格が変わってしまうという覆面作家が探偵。
で、その担当が主人公であり探偵助手みたいな役をしているという
短編シリーズ物。

軽く読めて、なかなか面白い。
「リョースケはドイツ語で担当のこと」が笑える。

ブードゥー・チャイルド – 歌野晶午

代理母といっしょに暮らした時の記憶を
前世と思っている主人国が真実を探す話。

非常に良くできてる。
そんなに簡単に人が殺されても困る感じもするが。
インターネットなんかも使われてたりする。
そして非日常的な天才少年探偵が事件を解決。

親が再婚して同い年の女の子と家族になっている設定も良い。

複製症候群 – 西澤保彦

突然、空からストロー状の壁が降ってきて、
外の世界と隔離されたうえ、その壁に触れると
クローン人間ができてしまう話。

変な話だが、わりと面白い。
学生が主人公だし。

ターン – 北村薫

スキップの続編みたいな感じだろうか。
タイトルどおり何度も同じ日を繰り返すという話だ。

きっかけは事故で、
前半は繰り返す日々の面白くないところを書いた面白くない話。
後半で、外の世界とコミュニケーションがとれるようになり、
いろいろあってなかなか面白い。
前半は後半のよさを引き出すための舞台設定とも言える。

そして、最後は入院中の体が無事目覚めてハッピーエンドという
なんとマンガにありそうな話。
スキップに比べるといまいちな感じがするね。

どすこい(仮) – 京極夏彦

デブというか相撲取りを題材にした短編集。
しかも、そのすべてが他の作品のパロディ。
とはいっても、ほとんどタイトルだけで中身は無関係気味。

最後にウロボロスがあって、
誰もが思う通り全体がウロボロス構造になっている。
面白いといえば面白い。

放浪探偵と七つの殺人 – 歌野晶午

信濃譲二が活躍する短編集だ。
いくつかはメフィストで読んだことがあった。
すべての作品が問題編と解答編に分かれていて、
解答編が袋とじになっている。
わりと面白い。