失踪HOLIDAY – 乙一

短編が二つ。
タイトルの方はドラマ化されてたんだね。見たかったな。
主人公目線では金持ちの家での血のつながりのない自分の存在を確認するような話。しかし一方で事件は大事になっていたみたいな。
現実世界設定。

もう一個の方は一人暮らしをはじめたら前の住人がみたいな幻想的な話。こっちのが乙一ワールドだな。

きみにしか聞こえない – 乙一

ちょっと前に読んだ本。

久しぶりに乙一読みました。
短編集ですが表題の話が一番いいですね。
毎度のことながら乙一って世界観がすごいと思う。
短編でも十分に入り込むような魅力的な世界観。
乙一ワールドですな。

世界の終わり、あるいは始まり – 歌野晶午

いかにも貫井的な一作です。

と書こう思ったけどよく見たら歌野晶午でしたみたいな。
歌野晶午もなかなか好きです。
お勧め作品はって言われるとぱっと思い浮かばないけど。
とりあえず葉桜の季節に君を思うということとか。
多少間違ってるかもしれないけど。
タイトルがキャッチーですね。

で、世界の終わり、あるいは始まりですが、
小学生の息子が誘拐殺人事件の犯人ではと思い悩む父親の話です。
普通によく出来てます。
既存のミステリの枠を超えた問題作とのあおりですが、
それはまあどうなんだろうって感じですね。
反感を持つ人もいそうな構成です。

再婚生活 – 山本文緒

なにげに山本文緒は好きなのでだいたい読んでます。
という読んでました。

急に全然本を出さなくなったと思いましたがうつ病だったんですね。
そのときの日記エッセイ的なものがこの本です。
これで本になるというのもすごいわけですが。

ダナエ – 藤原伊織

短編だとどうしても話をまとめた感じになるが、それでもさすが藤原伊織的な世界観・人物描写の良さみたいなものがある気がする。

でもやっぱり長編のほうが圧倒的だなとは思う。しかし藤原伊織は数年前に食道がんで亡くなっているので今後新たな作品が出てくることはない。そう思うと昔読んだ本をもう一度読みたくなってきた。

テロリストのパラソルとか読んだときはすごいっと思った記憶があるが内容の詳細はほとんど覚えてないので再読するのも悪くないか。

そういえばテロリストのパラソルはW受賞作という謳い文句だったなとふと思い出したが、芥川賞と直木賞はさすがに両方はとれないよなと気になって検索してみたら乱歩賞と直木賞でした。

ちなみにダナエというのはギリシア神話に出てくるペルセウスの母らしい。

シャドウ – 道尾秀介

本屋に行ったら特集されてたので買いました。
本格ミステリ大賞受賞作らしいです。

感想としては読みやすい小説です。
本格ミステリ大賞って先入観があると若干物足りないような。
普通に面白いけど。
本格かあって感じの。
移動中に読むには程よい本。

暗黒館の殺人 – 綾辻行人

読み終わりました。
めちゃ長い。
久しぶりに本を読んだって感じがするくらい長かった。

話の方はどうなんでしょうね。
オチが微妙っちゃ微妙ですね。
なんかわかりにくいし。
この長編で細部までついていけてないのもあるが。
あと事件とは別に壮大なネタがみたいな。
シリーズとしてどうなの的な。
読んでない人にはまったくわけわからん文章ですね。

まとめるといい本です。

上手なミステリの書き方教えます – 浦賀和宏

第5回メフィスト賞でデビューかな。
一般的な人気はよく知らないけど個人的には結構好きです。
デビュー作はもうひとつって感じがしたけど。
その後の安藤直樹シリーズは秀作揃い。
たぶん。

上手なミステリの書き方教えますは松浦純菜シリーズ。
若干キャラで売ってる感じのシリーズ。
ミステリ的にはどうなんだろう。

この作品はとくに変な感じでほとんど主人公の妄想とか独り言で展開。
まあ事件も一応おこる。
事件意外にも若干ミステリ的なオチあり。
これはこれでありだなと思わせる感じ。

新本格魔法少女りすか – 西尾維新

講談社ノベルスの本でタイトルに新本格とかついてるけど
全然ミステリ的な話ではありません。

まあ表紙の絵を見れば勘違いする人は居ないと思うけど
普通にラノベです。

魔法のステッキのかわりにカッターナイフを持った少女が
自分の体を傷つけると魔法が使えるという感じの話で
その少女の名前が「りすか」。

さすが西尾維新。

ちなみに戯言シリーズはクビキリサイクルしか読んでいない。