近未来を舞台にした話で、少女を狙った連続殺人事件が発生する。 前半は世界観が丁寧に書き込まれていて、 京極ってこんな話も書くんだなと思わせるが、 実は設定は読者から募集したネタを使っているそうだ。 とにかく全体としてはとても魅力的な文章に仕上がっていて、 そして後半は京極らしい冒険活劇が展開する。 連続殺人で殺されるのが少女なら、それに立ち向かうのもまた少女なのだが、 例によって主人公たちだけちょっと強すぎる。
リセット – 北村薫
前世の記憶を持った二人が惹かれあう話。 戦時中の女学校に通う主人公の日常の描写を読ませる感じ。
煙か土か食い物 – 舞城王太郎
メフィスト賞受賞作。ページにぎっしり文章が書いてある感じ。なかなかすごい。
あしたのロボット – 瀬名秀明
ロボットをテーマにした短編集。 小説ではあるが、近未来を舞台にロボットと人間のかかわりかたを考える わりとリアルな話。
空の境界 – 奈須きのこ
これはつらい。途中で捨ててしまった。
日々是作文 – 山本文緒
エッセイ集。これまで単行本になってなかったものを集めた感じ。 内容はまさに山本文緒。
子どもたちは夜と遊ぶ – 辻村深月
メフィスト賞作家。かなりの長編。なかなか。
迷宮百年の睡魔 – 森博嗣
「女王の百年密室」の続編。 前作を読んでるかどうかで印象がかなり違うと思う。 主人公サエバミチルとロイディの関係とか。 話はまた小さくて不思議な独立コミュニティを訪れ事件に遭遇するというもの。
殺人現場は雲の上 – 東野圭吾
スチュワーデスのA子とB子が主人公の軽い短編集。 まだ飛行機が全面禁煙じゃなかった頃の作品のようだ。
GOTH – 乙一
猟奇殺人に興味のある高校生の主人公と森野夜が事件に遭遇する短編集。 文庫版はなぜか上下に分かれているらしい。 基本的に話の構成は同じなのでひとつ読むと、 あとはあぁと思うかもしれないが、どれも良くできている。
