ルー=ガルー – 京極夏彦

近未来を舞台にした話で、少女を狙った連続殺人事件が発生する。 前半は世界観が丁寧に書き込まれていて、 京極ってこんな話も書くんだなと思わせるが、 実は設定は読者から募集したネタを使っているそうだ。 とにかく全体としてはとても魅力的な文章に仕上がっていて、 そして後半は京極らしい冒険活劇が展開する。 連続殺人で殺されるのが少女なら、それに立ち向かうのもまた少女なのだが、 例によって主人公たちだけちょっと強すぎる。

迷宮百年の睡魔 – 森博嗣

「女王の百年密室」の続編。 前作を読んでるかどうかで印象がかなり違うと思う。 主人公サエバミチルとロイディの関係とか。 話はまた小さくて不思議な独立コミュニティを訪れ事件に遭遇するというもの。

GOTH – 乙一

猟奇殺人に興味のある高校生の主人公と森野夜が事件に遭遇する短編集。 文庫版はなぜか上下に分かれているらしい。 基本的に話の構成は同じなのでひとつ読むと、 あとはあぁと思うかもしれないが、どれも良くできている。