久しぶりに、有栖川有栖の本を読んだ。 この本は、有栖デビュー作だ。 88とついているくらいだから、88年に書いたのだろう。 有栖と江神先輩の話しだ。それにしても、有栖はよいね。 話のないようは、いわゆるクローズド・サークルものというやつで、 この話では、火山が噴火して、 山に閉じ込められてしまう。 そして、殺人が起きて、読者への挑戦があったりする、本格といわれるやつだ。 少し、登場人物が多すぎるような気もするが、有栖と理代の微妙な感じとかよいね。 しかも、最後が、また、なんともいえない。 それにしても、この話では、ごく普通の人が犯人だ。 しかし、ミステリ的によんでいると、意外な人が犯人の場合ばかりを想像して 普通の犯人が妙に意外に感じてしまう。やばい、やばい。 そして、実は、最後の部分がくさすぎる。 なんか、いろいろ、考えれば、考えるほど、へぼい話のようにも思えるが、 そんなことはたいして気にならないくらい、有栖の文章は好きな気がする。
