最近のプログラミングの流行はデザインパターンだ。いや、そろそろ流行では なくなっているかもしれない。全く興味がないのでそのあたりはよく分からない。 しかし、このデザインパターンというのはある意味すごいと思う。 つまるところ、典型的なプログラムの書き方に名前を付けて解説してるわけだが、 この名前がついているというところが日本人にうってつけだ。 やってることは中学受験算数でいうところの鶴亀算と同じで、 そのやり方に鶴亀算という名前がついているということを知らなくても 何ら問題解決の障害にはならない。 ただ、そういうものをうまく使うことによって、あまり頭を使わず、機械的に、 物事を効率よく済ますことができるかもしれない。 それと同時に、鶴亀算という名前を覚えただけで、鶴亀算が分かった気になってしまう 勘違いガイを大量生産することもできる。 実は、この最後の部分が物事の本質であり、とても重要だ。 僕は日本以外のことをまったく知らないが、 少なくとも日本では物事の名前がわかれば、 その物事自体もわかった気になる人が多いと思う。 ひとつの例は環境ホルモンだ。 内分泌撹乱物質というと分かりにくいが、環境ホルモンというと 分かりやすいというのだ。 つまり、「分かる」ということは「分かろうとすることをあきらめる」 と同義なのだ。僕の大好きな漫画「レベルE」ではポルノ外人現象のくだりで まさにこのことが分かりやすく説明してある。 そして、ここにビジネスチャンスがうまれるのだ。 デザインパターンの世界では、 GoFと呼ばれる人たちの本で解説されている23個の代表的な デザインパターンが有名であり、言い換えると、 それは本質を理解できない・する気がない・ する必要がない人たちに対して、名前だけ・概念だけを知るに値するものだと 認識させることのできるauthoriativeなパターンなのだ。 そういう人たちをターゲットにする方が、 本質的な部分に切り込むより市場が大きいことは 言うまでもない。
