Dear・・・

2月28日にdreamの ファーストオリジナルアルバム「Dear・・・」が発売された。 一応オリジナルと断ったのは、去年、ユーロビートアルバムを発売しているからだ。

ところで、このアルバム、ぼくの中では発売前から今年のベストソングに 確定するほど期待大だった。 そうではなくても、スペック的にも断然すばらしい。 ほぼすべてのシングル曲10曲(Heart on Waveのカップリングで あるBreakin’outのみ未収録)に加えて、新曲が6曲(そのなかのBelieve in youは シングルカットしてアルバムと同時発売)、そしてインストが1曲の全17曲だ。

結論から先に言うと、あらかじめある程度の期待をもって曲を聴くと 感動が少ない、ということである。 これはあたりまえだが、大変な結論である。 なぜなら、期待してない曲をチェックするのはわりと苦痛を伴う作業である。 そして、もうひとつ注意すべきことは、聞く前に作曲者を見てはいけない、 ということだ。 こっちは簡単に達成できる。 しかし、可能性のある選択肢がある程度限られている場合、 見なくても誰が作曲したか分かるのであまり意味がないとも言える。

中身をもっと詳しく見ていくと、 17曲あるとはいっても、すでにdreamのファンである場合、 シングル曲は聞き飽きているので、アルバムの新曲しか聞かないのだ。 そして、シングル曲がえてしてアップテンポなのに対して、 アルバムの新曲では6曲のうち4曲がミディアムスローなのだ。 どの曲もそれぞれは悪くないのだが、似たような曲ばかりで、 いまいち印象がうすれてしまう感じがする。 よく、とてもへぼい曲の入っているアルバムがあるが、 こうしてみると、へぼい曲があることの重要性を感じてしまうかもしれない。

そのなかでも、ぼくがアルバムの新曲の中でどの曲が好きかということになると 「sincerely」と「カトレア」だろうか。 結局のところ菊池一仁さんの曲なのである。 もちろん、シングルカットされている「Believe in you」もかなり好きだし、 「brave」や「君といた空」もそれなりによいと思う。 「FREE AS THE WIND」だけが、ちょっと好みではない楽曲かな。 タイトルもTHEにちょっと違和感を感じないでもない。

以上のような素晴らしいアルバムであり、 専務もかなりの気合の入れようで、オフィシャルHPでも 「ここ一番の勝負に使おうと思いシングル候補としてストックしておいた全ての楽曲を、 今回このドリームのファーストアルバムに全曲投入しました。」 と公言しているし、 ラジオでは「浜崎あゆみが歌ったら500万枚はうれるくらいのできだ!!」 などといったらしいが、売れてないのだ。 曲の素晴らしさや、AVEXの気合の入れ具合のわりに売れないのがdreamの特徴と いうか、個人的には気に入っているところのひとつで、6万枚くらいしか 売れなかったようである。 ほっちゃんがすこし頑張れば対抗できそうだ。

あと、インスト曲のタイトルが「Pieces Of A Dream」なのだが、 これは、先週発売されたASAYAN男子ボーカリストオーディション出身 のCHEMISTRYのデビュー曲と同じタイトルだ。