巷では、人形式モナリザが発売されましたが、 犀川&萌絵シリーズ第5弾の封印再度です。 鍵のかかった箱とその鍵の入った壷があって、 壷の口より鍵が大きくて取り出せない、という話です。 それでトリックは、ほんとにこんなのありか?って感じです。 しかし、話は相変わらず面白いです。 2つの考えうる真相のうち、どちらが本当に真相であっても、 本質的に差異はないのです。 笑わない数学者のときと、似ています。 猫は、生きているのでも、死んでいるのでもなく、その両方の状態なのです。 そして、文章はいつものように冴えわたり・・・ しかし、何冊も読んでると、新鮮さは感じませんね。 またか、って感じですか。 でも、いいところはいい。 たとえば、次のような会話。 「どこへ行きますか? 先生」 「北だ」 「北極にでも行きたいんですか?」 「君は滝に行きなさい」 もう、最高。 ちょっと、文脈はしょってるけど。
